心酔に盲目で
口語詩
自由詩
叙情詩
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自由詩
叙情詩
貴方は言った
もう長くはないと
もう会えないと震える声で貴方は言った
今は何処に居るのか
果てない空の彼方に飛んでいく
きっと空は泣くだろう
曇り空になれば貴方を見つける事は出来るだろうか
降り出した雨の中で貴方の声を聞けるだろうか
見えないなんて思えない
見えるからこそ
見える過ぎるからこそ
見えなくなってしまった
月が明るく照らし出すその中で
笑い転げるように貴方を見上げている
きっとそこに居る
だからこそ晴れている
空は晴れている
泣いていい
感じて欲しい
消えていない
見えている
もう貴方しか見えないほどに盲目で
世界の全てが貴方だと判る
果ては無く
貴方はずっと傍にいる
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