fc2ブログ
blogram投票ボタン

魔王と勇者と暗殺者 第三十三話

長編小説 魔王と勇者と暗殺者 第三十三話

外の気配は完全に息を潜めていた。結界を打ち破るには長い準備と相応の魔力が必要である事から、再三魔術師が集まって術式を作ろうとしていたのだが、カインの殺した魔術師の制御能力が他者よりも随分巧かった。という事実を得る程度しか行動できてはいなかった。

「難儀な……。」

カインはため息を洩らす。

内部では既に、敵を駆除し終えている。カイン達は広場に集まり、女のもたらす情報に耳を傾けていたのであった。

「そうだな。」

女も同意する。彼女の得ていた情報はそれほどのものであったという事だ。各国家がこの村を占領するために動き始めたという事実。

既に、一番近くの王国は軍を編成し進軍中との事。迅速に行動する必要があるが、長老達は村を離れる事を拒む。長老はスキルによって既に未来を見越しているのかもしれない。カインはそう思いつつ、自分だけでも逃げるために行動しようと考えていたのだが、気になる事はあった。

関連記事
駄文同盟 にほんブログ村 ポエムブログ 自作詩・ポエムへ bnr.gif image113.gif 小説・詩

コメントの投稿

非公開コメント

にほんブログ村 小説ブログへ 人気ブログランキングへ
プロフィール

achtundachtzig

Author:achtundachtzig
文章を書く事が好きなので、小説や詩。その他日記等を掲載していけたら良いなと思っております。小説投稿サイトで小説を投稿しております。上記リンクより宜しければ見てください。

リンクはご自由にどうぞ。相互も宜しければご相談を。
基本的に片道ですけど、リンクは増えていく予定。

ツイッターのログ
http://twilog.org/achtundachtzig

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR

-天気予報コム- -FC2-
SEO対策:小説