詩:コウモリ
コウモリを夕暮れに見つけて観察したんだ
弱弱しくも私の姿に這いずり逃げる
そっと触ってみようとも
雑菌持ちだから我慢しよう
日が嫌いなのか
日が眩しいのか
コウモリは私の小さい影に入ってくる
コウモリは私の靴に寄り添って
じっとじっと
私は立ち尽くした
木枯らしが吹き荒れる
秋の終わりを身に染み込ませ
太陽の沈む様を
家々の屋根から消える光に感じつつ
遠く聞こえる喧騒を
コウモリと二人で聞き入った

弱弱しくも私の姿に這いずり逃げる
そっと触ってみようとも
雑菌持ちだから我慢しよう
日が嫌いなのか
日が眩しいのか
コウモリは私の小さい影に入ってくる
コウモリは私の靴に寄り添って
じっとじっと
私は立ち尽くした
木枯らしが吹き荒れる
秋の終わりを身に染み込ませ
太陽の沈む様を
家々の屋根から消える光に感じつつ
遠く聞こえる喧騒を
コウモリと二人で聞き入った
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