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クマ射殺への反発ヒートアップ 「山に入る人間も片っ端から殺せ!」

クマ射殺への反発ヒートアップ 「山に入る人間も片っ端から殺せ!」

畑や畜舎を荒らすクマの被害が2010年は全国的に続出し、人里に現れる例も後を絶たない。そうした中で、「ミクシィ」内にある2010年11月10日付けの日記がネットで話題になっている。鳥取県内の熊が容赦なく殺され始めていて、それを阻止しよう、という内容だ。「動物の命を命とも思っていない」として該当の町役場の電話番号とメールアドレスを掲載。また、この抗議の文章をコピーし、ネットで広めて欲しいと訴えている。熊が人里に降りてこないよう山に餌を撒き、針葉樹を間伐し広葉樹を植える努力を行政はすべきだ、というのだ。



行動するのは非常に良いことだとは思いますが、間違った行動を起こせば当然、衝突が起こります。
さらに、感情的に行動する事によって、その個人が善意だと思っている行動が完全に的外れになる事があります。

まず、行動を起こす前に、事前にこの問題について調べてから行動すれば、醜態を晒す可能性も減るのではないでしょうか。

極論で何でもかんでも言い合っては収集が付きません。

まず、熊という動物の恐ろしさを調べることからはじめてはどうでしょうかね。
そこから、自治体の実情や、自分たちが妄想している理想を現実と比較してすり合わせていく。

抗議するにしても、内容が無ければ意味はありませんし、その内容にも実効性があるかを考える必要が在ります。

今日に至るまでに、熊は多くの人の命を奪ってきました。
今では、食用として襲われることはあまり無いと思います。

ですが、熊は非常に好奇心が強いが意外と臆病なのですが、本能に従順です。
奪われた品物を奪うと熊は所有物を奪われたとして追ってきます。過去、登山者がリュックを熊より奪還して嬲り殺されたという事件も発生しています。

同町がクマを射殺したというニュースが流れると、全国から100近い電話やメールの抗議が殺到。「クマがかわいそう」というものから「ツキノワグマは絶滅種だ」というものまで様々だった。

「ミクシィ」の呼び掛けにコメント欄には、

「抗議の電話します。転載だけでなく 自分が まず 行動ですね」
「殺される熊さん達を想うと俺が泣きそうになった」

という賛同のカキコミのほか、

「人里に下りてくるから殺す? だったら山に入る人間も片っ端から殺せばいいじゃん」
「手を変え品を変えあいつらが 嫌になるくらい電話してやります」
「吠え殺すのではなく、褒め殺すくらいの方が、相手は聞いてくれます」

などといった物騒なものまである。



熊は愛玩動物ではありませんので、こういった動物園の熊と同じ認識を持っているのは非常に危険だと思います。

私は渓流釣りをしていて、源流に入る経験をしていますし、実際の山で熊を見た事もあります。
その時、まず近距離での遭遇を絶対に避ける必要性がありました。

まず、近距離0-5m以内でしょうか。この距離で出会うとかなり危険だと思います。
といいますか、まず襲われて死ぬかどうかの覚悟を決める事をオススメします

私はこんな近距離で出会った事はありません。
恐らくですが20m以上は絶対に離れて遭遇しないと襲われると思います。
20m以上離れていても襲われることはあるでしょうけど、確率はそれなりに下がると思います。

幸い、ここまで近距離ではありませんでしたけど、それでも鈴やラジオなど音の出る物を携帯して熊が寄ってこないようにしましょうか。

熊は好奇心が強いですが、大きい音でそこに何かいると判ると近寄りません。ただ遠くから見つめられる事があるかもしれません。

ただ、音を鳴らしすぎるのも大変ですし、他の雑音を消し去ってしまうかもしれませんので程ほどがいいです。

まず、熊が出るといわれているところに入る場合は、襲われる覚悟をするべきです。

50m以内で出会った場合でも直ぐに逃げないようにしましょう。
追ってきます。背中を見せて全力疾走しても熊は素早いです。
山など足場の悪い場所では人間よりも速く走ります。追いつかれて取り合えず噛み付かれたりします。
餌と勘違いされますね。

熊を見たらセオリー通り、自分を大きく見せるようにして、目を合わせる。そしてゆっくりと後退する。
ですかね。遠くで見かけて、こちらに近寄ってきた。あるいは来ていると思ったら大声を挙げるなどをすると、熊は近寄ってくる事はまず無いと思います。

来た場合は捕食目的です。戦ってください。

後ですね。

熊は餌場を覚えます。

つまり、人里に降りてくるようになって特定の場所に餌を見つけると何度も出没するようになります。
ですので、安易に餌となる食料を散乱させておくのは危険です。

農家などで出る処分品は農家から離れた場所に投棄するとか、そういったところは自治体に相談するのが良いのではないかと思います。

特に、登山などで食料のゴミを捨てないことが大事です。登山道に熊が出没しやすくなりますし、それだけ人が襲われる可能性が高まるはずです。


近距離で出会った場合は突然、大声を挙げたり、走ったりするのは熊が驚きます。
攻撃は最大の防御と言われており、熊もそれを実践しますので、まず襲われて最悪殺されます。
なので、なるべく熊を近寄らせないように心がけるべきですね。

猟師の方も働きながら、あるいは定年すぎた70才以上の人が行うボランティアですからね。
近年、増加する出動依頼はとても辛いでしょう。
これに加えて、安直な苦情に心を痛めているかと思うと難儀でしかありません。

殺すのが単純かつ効率的という、今の熊との接し方については疑問に思うのは同意できますがね。
猟師は麻酔を使用するには申請が必要で、使用までに時間が掛かるそうです。本来は獣医が使うもののようですけどね。

こういった面倒くささも無くす必要があるとは感じますね。


なので、他所から意見するのならば、やはり、現地の実情を知る必要が在りますよね。

こういった自然との問題は情報収集と自治体との折り合いをつけねばならないと強く感じます。
ただ、感情に流されてしまってはせっかく行動しても空振りするでしょう。

可哀想と思うなら、まずは熊の実情を知ることと、出没している自治体の現状を知る事が大事なのではないかと考えております。

何にせよ。

インターネットでは極論による会話が主流のように感じますので、折り合いをつけるというのは難しいのかもしれませんね。
秘匿性がある上に、情報の取捨選択を問われるも、自分の感情を吐き出しても許容されやすい環境。

実りある議論も出来るでしょうし、行き過ぎた暴論に発展する事も多くあると思います。
今回に関しては、感情的過ぎて滑稽に見えてしまいます。

まぁ、主観ではありますがね。


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