詩:欲望の果て、迷い無き憎悪の安息<200文字>
細い指の隙間から零れ落ちる
欲してほしかった願いが届く事は無い
もう戻ることもできないところまで進んできてしまった
見えない嘘に惑わされて
手の届かない透き通る肌に触れる事も叶わずに
朽ち果てたこの世界との夢は美しくも薄れていく存在になって
黙って見ているだけなのに振り返った昨日は滲んでいる
誰も何もかも消してしまえばいい
張り裂ける痛みを胸に仕舞い込み明日を終わらせる
叫びが命の果てとともに君との世界が死んでいく
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