落ち葉
何度と無く歩んだ道に落ち葉が舞うようになりキミが最後に笑った季節になりました
いつからか見始めた夢の中のように今という一日が始まりました
あの日のような町並みは静かに色付きが始まりまして
いつもよりみんなが早足に感じながらこの通りを抜けていきます
始まりから一歩いっぽ歩むたびに重く感じて前すら見据えることもできなくなっていった
夢の中のお話から覚ますために冷たい風が吹き抜けているとさえ思うほどに落ち込みました
キミが見た未来はどんなものだったのだろう
あの日から気づけば同じこと考えていたのかもしれません
今はもう見る事の出来ない景色にただキミは笑っているだけで手を伸ばしても溶けてしまいます
情景を思い浮かべては今を生きているのだけれど
ようやく落ち着いてきたと感じるようになりました
何よりも微笑んだ意味が少し解った気がします
目の前のキミはとても輝いて前を向いて歩んで往きます
何度と無く歩んできた道に佇むと置き去りにされているように錯覚してしまう
それほどに早足で通り過ぎる人々が居ますが前を見てはゆっくり踏みしめ歩んでいきます
あの頃よりつらい季節では無くなくりなり今はもう下を向かずに歩んでいけます
だから明日キミを尋ねようと思います
キミの最後を見届けられなくて逃げ出した日
あの日に言えなかった言葉
キミへの答えを届けようと思います
それでも一歩だけ踏み越えて止まるのは赦してください
後ろを振り向くのにはまだ辛いから
なんだろう。
頭から溢れて来るものを文章にするとこういったものが出来上がる。
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