創作物<無形の継承>
無形の継承

君の寝顔は気持ちがいい
まるで天使と添い寝してるかのよう
暖かく君を見守るよ
この寝顔を絶やさぬように
何の夢の見ているのだろう
時より見せる笑顔が微笑ましい
すぐに私の元を去る日が来る
それまでは無垢なままで居て欲しい
永遠に続くと思った守る幸せ
扉を開けたとき
もう君の幼い面影ないだろう
そっと肩に手を掛けられて私は扉を開ける
もはや君を包み込むのは幸福だった
もう幸せは終わったそれでも喜びはある
君の一言ひとことが私の脳裏に浮かぶ情景を彩り
涙を溢させる喜び
そしてわずかな悲しみ
守る幸せはこれで無くなった
だから今度は君が守る幸せを勝ち取った
私が君たちを見守る幸せを得ることと同じ
幸せを生かして欲しい
あの頃の寝顔を忘れず
あの頃の夢を忘れず
また私とともに守る幸せを感じてほしい
そして私に祝福の天使をまた抱かせておくれ
それが今の
私の夢なのだから
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