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最新 第三十一話

長編小説 ファンタジー物 魔王と勇者と暗殺者 三十一話


身体が酷く重い。泥に塗れて標的を半日待った時の感覚に似ている。

視界が定まらずぼやけた世界が広がり、カインは再び瞼を落とす。だが、その闇の中では勇者と戦った光景が広がり、それと同時にあの時の戦慄が身体を貫いた。

カインは静かに、だが、はっきりと眼を覚ました。

ここは、何処だ。

カインは身体を動かさず頭を回す事もせずに視線を泳がせると共に、辺りの気配を探る。視野は悪いのは光が得られず暗いからであった。幸い、ベッドに横たわっているという事を感覚と視界の高さ。そして左手に見える隙間から光が差し込んでいる事から室内である事は判った。

頭を動かしつつも四肢を軽く動かす。手を握る。足を伸ばす。それらの動作をゆっくりと確認しながらカインは身体は動くと確信した。

だが、万全ではなかった。戦いで負傷したはずの左腕の存在がカインの身体から消えていた。握る動作を呼びかけても手は既になく、僅かな痛みを伴って命令を受け付けてなかった。視線を向けるとやはり、左腕は存在していなかった。



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